うつ病を治すための5つの方法





私がうつ病症状から立ち直った5つの方法をご紹介します。 何か一つでも、読む人の琴線に触れれば幸いです。


1.ヨガ

2.早朝ジョギング

3.呼吸法

4.半日断食

5.どこでも散歩






1.ヨガ

うつ症状で一番体調が悪かった時に、ふと職場の先輩が、ヨガを始めてとても体調が良くなった、とつぶやいたのが始めるきっかけです。
その時は藁にでもすがりたい気分だったので。
そこで始めたのが「正統インドヨガ」と名の付いた教室。

体の固い私には、しんどいばかりで、ちっともいい事なかったのですが、
半年後に合宿に参加したのをターニングポイントに、その後は急に体調が良くなりました。

いつも気分ハツラツ、仕事もうまく行き、睡眠時間も少なくても全然大丈夫。(確か2,3時間だったように記憶しています)
そのまま続けていたら、今頃超人になっていたかもしれませんが、なんと、待望の子供を授かり、めでたく引退!



2.早朝ジョギング

うつ病療法として有名な森田療法を参考にしました。
それは、早朝に散歩する事を勧めているのですが、少し物足りなく感じたので、走る事に。
多分早朝はマイナスイオンが多いので、体にマイナスイオンを取り入れる事ができて、精神衛生上よろしいのだと思います。

子育てで、一人の時間がとれない私が唯一一人で外に出られる時間が早朝だったので、早起きはしんどかったのですが、がんばりました。
たとえ30分でも、すがすがしい朝の空気を吸えるのは、気持ちのいいものでした。

最初の頃は、やたらにお腹が空く、やたらに眠い、という副作用がありました。
それでも、2,3ヶ月もすると、本当に産後の体調の悪さはどこへやら、マイナス思考も消えうせて、すっかりやる気まんまんの自分がいました。

きっとこれもずっと続けていたら、マラソンランナーにでもなっていたかもしれませんが、
京都に引っ越してから辞めてしまいました。
 
というのも、何故か、私の転居先の町内には、毎朝清水寺まで早朝散歩をする人が何人もいて、必ず誰かに顔を合わせるのです。
別に気にしなければいいのですか、いつの間にか、走らなくなっていました。



3.呼吸法

というか瞑想というか・・・。一見ハードルが高いように思われるかもしれません。けれど、私はヨガ教室で毎回やっていたので、抵抗は全くありませんでした。
それに、ヨガの合宿に参加した時に、夜二時間、朝二時間の瞑想をした後は、しばらく頭の中に高原の風のような、すがすがしい感覚が残っていた、という原体験がありました。

本屋さんで原久子さんの呼吸法について書かれた本を手にとって、「これだ!」と思いました。初心者にもわかりやすく、やり方や効能が書かれています。
基本は毎日100回の深呼吸です。

これも効果がでるまで半年程かかります。が、次第に今まで血の通っていなかった脳の部分に血が通うようになっているような感覚があります。
そして、今まで自分が足りなかった部分が見えてきて・・・・それはそれでちょっとつらい面もあるのですが・・・・自分の性質を良い方に変える事のできる必殺技です。

副作用としては、顔に蕁麻疹が出たり、頭が割れるように痛くなったり、という事がありました。
やっていくうちに収まってきました。
これはデトックス効果の一環だったのではないか、と勝手に思っています。

また、ひょっとすると、極めたら超人的な能力も身につけられるのではないか、とにらんでいます。
というのも、時々、ふとイメージのような物が浮かんできて、それが後になって現実のものとして出現する、みたいな事があるのです。
私の書く話が、不思議系になるのは、この呼吸法の影響大です。

あと、人間関係でも、
「何でこの人、こんな事言うんだろう、イヤだな〜」
などと悶々としていると、ふと頭の別の方向から、
「この人は自分を良く見せたくて言っているんだ」
という心理的回答が飛び込んできて
「あ、そっかー」
と納得し、気にならなくなる、という事もありました。

最近ちょっとサボリ気味ですが、悟りの人を目指してこれからも続けたいと思います。

またネガティブ思考も、呼吸法を実践して以来、長続きましません(笑)






4.半日断食

これも本屋さんで甲田先生の本を手にし、それからずっと十年続けています。つまり朝ごはんを食べない、という療法です。

これは何が凄いかというと、「〜しないといけない」という療法ではなくて、「〜しなくていい」という療法なので、ラクチンなのです。

断食の効果については、やはり浄化作用でしょうか。私は頭の回転が速くなって、色々な事に挑戦できるようになったと感じています。
ただ、本来は、もっと重大な病気の治療法みたいです。

それまでも自分は食べ物を用意して、消化する事で、精一杯。それ以外の事は大して出来ない、みたいな所がありました。
字を書こうとしても、漢字すら忘れてしまっている情けない状態でした。今では文章を書くのにも随分慣れてきました。
先日新聞の投書が掲載された折には、普段音信不通の知人から電話がかかり
「どうやったら文章が書けるようになる?」
と聞かれた事も。

ただ、空腹をがまんするのは、最初のうちはかなりつらい。
お昼になるまで必死に我慢して、お昼になった途端にドカ食いをする、または、夜に延々と食べ続ける、みたいな事も多々ありました。
それも何年も続けていくうちに、食べる量が減ってきて、一日のトータルにすると、かなり少なくなりました。
次の目標は一日一食ですが、これはまだ実現できていません。






5.どこでも散歩

とにかく決まった時間にジムに行ったり、着替えたりするのが、面倒くさい、時間がもったいない、と感じるようになった私があみだした技。
銀行に行ったついで、買い物ついで、学校に行ったついでに足を伸ばして散歩。
行き先は、大体が、御所か賀茂川か、イオンモール。歩いている時間は2時間弱。週に2,3回。これで気分爽快、体調ばっちり。

欲を言えば、公園などに行った際に(私の場合は御所)、軽く走ったりすると、体力増進になります。

欠点はというと、予期せぬ時に、むらむらと散歩に行きたくなるので、あまりお洒落な格好ができない事。自分の価値観の許す限り、普段から程ほど身奇麗で、かつラクな格好をするようにしています。

ある時、PTAの会議に参加するために、国際会議場に行きました。帰りに、私は隣接する宝ヶ池公園でウォーキングをするから、と別れたのですが、その時のみんなの驚いた顔!
単独行動は、変人扱いされやすいですね。







現在の私は4と5を中心に、うつ症状もなく毎日を快適に過ごしています!




Copyright(C)JessicaKishimoto


ジェシカの小説の箱